経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~

2022.06.01  第187回 DX推進に向けたトップの役割とは

━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

DX推進に向けたトップの役割とは

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「やはり!トップダウンでしょう」

 

東京で実施した某DX推進研修

事例研究で組織体制のあり方検討で

受講生からの意見です。

 

課題として経営論の視点もあり

解答例とした現場部門中心の推進方法に

疑問をもっておられました。

 

トップのリーダーシップは重要な要素です。

ただ彼らがすべきことは

原則「マネジメント」なのです。

 

経営戦略論には、様々な類型が世に発表されています。

・計画や現場基点

・環境重視

・知的資産重視等

 

DX推進には、これらの戦略に加えて

アイデアや自由な意見交換ができる雰囲気づくりが必須です。

 

題して「創発基点」

 

トップが陣頭指揮をとりますと

サラリーマンの身である社員は萎縮をしてしまい

上司(トップ)の顔色ばかりを窺ってしまいます。

 

そこで、彼らがとるべき対応は

如何に自由で楽しそうな空気を、醸成できるか!です。

 

目標は大まかに決めるだけ、推進は現場にある程度任せ

アイデアがでやすい雰囲気をつくる。

 

PDCAや管理中心ではなく、自由な雰囲気の中から

たくさんのアイデアを創造する。

 

そんなゆるゆるのマネジメントが重要なのです。

 

日本の代表的な経営学者、野中郁次郎、竹内弘高先生の共著

「知識創造企業」にこんな言葉があります。

      (以下一部引用)

 

新しい知識は彼ら(第一線社員)のダイナミックな

相互作用の成果なのである。

 

トップは、第一線社員に彼らの体験の意味が

読み取れるよう概念枠を与える。

    (引用終わり)

 

ここでいう概念枠というのは、会議の場ではく

自由にアイデアや意見の言える場づくりと理解しています。

 

今はVUCAの時代

合理性に加え、直感や感性を大切にする事を意味しています。

 

貴社には従前の概念枠を変えた、相互作業の場(空間)がありますか?

 

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

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