経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~

2018.07.01  第93回 営業MGRが考えるべき「育成と成長」バランス

━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

営業MGRが考えるべき、部下の「育成と成長」のバランス

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━

 

あるセミナー終了後、交流会でのヒトコマです。

 

「営業マンが会社の期待する仕事に

理解を示してくれず、辞めると言っています。

 

2年間手塩にかけ、一人前の営業マンに育てたのに…」

 

今の時代、社員の会社への帰属意識は驚く程、

希薄になっています。

 

特に、優秀な社員程やめていく傾向が強い事は否めません。

 

そんな中、こんな言葉で営業MGRを

応援しています。

 

その言葉とは

「育成」と「成長」のバランスを考えましょう。

 

社員が(会社に)求める育成と

会社が(社員に)望む成長は

合致していないと考えるべきです。  

 

育成とは、会社都合で生まれてきます。

 

将来会社の幹部になってほしい!

経理として不適格なので、営業職で頑張ってほしい!!

部下の育成も仕事として認識してほしい!!!

 

これらの育成は、高度な理論(もしくは理屈)から

様々な手法が生まれてきます。

 

そして、これらがうまくいかないと、

再び新たな管理手法を考え、営業マンを拘束しがちです。

 

これが、単なる手法に陥ってしまいますと

部下には何も伝わりません。

 

元来、人材育成に、正解といえる手法はないのです。

究極はケースバイケースです。

 

結果、人材育成は会社都合による対症療法の

手法となってしまいます。

 

そこで、「メンタリング」という手法をお勧めしています。

 

詳細は、大森の書籍1冊目6章をお読み頂きたいですが、

一言で申しますと、第三者から客観的な助言をもらいながら

育成と成長のかじ取りを円滑に進める考え方です。

 

営業マンがめざす成長目標に対して

会社として何が応援できるのか?

一緒になって考える。

 

育成を企業内の課題としてとらえるのではなく

まず、「人」と「人」との関係において、

彼らの成長とは何か?捉えるべきなのです。

 

営業マン個人がめざす「成長軸」

会社が営業マンに期待する「育成軸」

 

貴殿は、このかじ取りをうまくできていますか?

 

今回も最後まで、読んでくださりありがとうございました。

 

 

ご相談方法

お問い合せフォームにてご連絡ください。
当方よりメールもしくはお電話でご連絡をさせていただき、ご相談日を決定させていただきます。

お問い合せはこちら
 


このページの先頭へ戻る